日本の最後の戦争が終わった75年前の日
暑い日だったと聞いています。
私は戦後生まれですから直接の体験はありません。子どもの頃は確かに昔話のように聞いていました。
でも、今思うと自分が生まれたのはわずか14年後、体験した人たちにとっては
ついこの間の出来事だったことは、この年になるとようく分かります。
20年前のことなんて本当についこの前のことです。
その5年後には朝鮮戦争もありました。日本もまた戦争をする日が来るのではないか、
きっと真剣に思っていたはずです。
二度と戦争をしてはいけない。いかに平和が貴重でありがたいことか。
この日を前後してマスコミでは戦争と平和についての報道、話題が流されます。
「日常の普通の生活がどんなにありがたい事か」
そういう声も良く聞かれます。
今、実は日本、そして世界はその状況に直面しているのではないでしょうか。
「日常の普通の生活は自分たちで守らなければならない」ことはわかっているはず。
脅かすのは「戦争」ばかりではありません。
今回のような「感染症」 「災害」 「政変」 も
日常の普通を脅かすものです。
「平和」とは「戦争ではない状態」とは限りません。
我々人間にとって「戦争」以外にも日常を奪っていくものがあるのです。
「平和」つまり「日常の普通の生活」を守る努力がいま私たちには迫られている、と思います。

元気に伸びた稲穂と真っ青な空、白い雲を見てそんなことを思った
8月15日です。